【医療従事者】シングルタスクで仕事を早くする方法
医療従事者はこういう状況になりますよね?
だからといって、明日からも仕事の方法は特に変わらない…。
このような状況のループになる前に、職場でシングルタスクを取り入れてみませんか?
シングルタスクとは、一度に一つずつ仕事をこなすことです。
シングルタスクを意識すれば、仕事が確実に進むし、失敗が少なくなります。
僕はシングルタスクを意識して、病院で快適に働いています。
なぜ忙しくなるのかを明確にする
仕事が忙しくなる理由を挙げます。
なんでもやる(物理的に無理)
例えば以下のような仕事をまんべんなくやっていませんか?
- ・電話対応
- ・予約管理
- ・患者さんの情報収集
- ・仕事マニュアル作成
- ・物品の整理整頓
- ・新人の指導
医療現場の仕事は挙げればキリがありません。
でも問題なのは、まんべんなくやってしまうことです。
それでは職員の人数がそれなりにいても、仕事はなかなか進みません。
僕なら上司に頼んで役割を分担してもらいます。
実際にやったのは、各部署で電話対応をするのは一人だけに限定したことです。
これをやると、次のようなことが防げます。
「薬剤部から薬の件で折り返しの電話きてるんだけど、誰か連絡受けた人いる?」
「いや、ここにはいません…。」
また、個人でできることとしては優先順位の低い仕事は無視することです。
医療の現場では、例えばマニュアル作成とかですかね。
でも「無視なんてできない!」ってのが正直なところですよね。
しかし、自分自身が変わらなければ明日からの仕事もまた同じ感じになります。
自分自身を変えたいなら行動科学マネジメントの先駆者が書いた(なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか)を読んでみてください。タスク管理に関してめちゃくちゃわかりやすい本なんですが、書籍の中で「一流ほど、仕事の9割に手を抜いている」という興味深い章があります。
仕事の手を抜かず、何でも頑張る人は一流になれないのが現実なんですね。
優先順位を考えない
診療放射線技師を例にします。
造影CTの最中です。
電話が鳴っています。
でも誰もとらないので、仕方なくとる…。
検査を失敗する…。
「仕事の優先順位付けができていない」と「電話には出るものという思い込み」の2つの要因があります。
以前、僕はこれに苦しみましたが、今では改善できました。
このパターンについてちょっと深掘りします。
シングルタスクのために優先順位を考えるべき
仕事の優先順位を考えます。
診療放射線技師のCT検査をを例にします。
やるべき仕事を書き出す
CT検査でやるべき仕事で優先順位が最も高いのは、実際の検査です。
その次が、画像処理だったり、画像の送信チェックでしょうか。
このような感じで、CT検査の中で実際にやっている仕事を分割して書き出していきます。
リスト化する
仕事を書き出すと、意外と優先順位の低い仕事が存在していることに気づきます。
優先順位の低い仕事は頻度を下げるか、なくした方がいいです。
次に書き出された仕事をリスト化します。
具体的には、配置された職員一人当たりできる仕事を分類します。
例えば、「検査」という仕事と「電話対応」という仕事はそれぞれ別の人が担当するべきです。
検査もやる、電話もやるはNGです。
見直す
実行してみると、無理な部分が見えてきます。
見直すべきは、それぞれがシングルタスクを行えているかどうかです。
進行中の仕事が何度も中断されれば、その仕事はなかなか進みません。
進行を妨げるものがあれば、別の人が担当するか、その仕事自体なくせないか考えましょう。
最後に
シングルタスクは意識だけではなく、作業も必要です。
仕事で実現できれば、私生活も時間に余裕ができます。
僕は浮いた時間でブログ執筆やプログラミング学習を行っています。
プログラミング学習に興味があれば、こちらで紹介しておりますので、よろしければぜひ。
以上、シングルタスクという考え方の紹介でした。
仕事は手を抜いて、一流を目指しましょう。
[rakuten id=”rakutenkobo-ebooks:16701719″ kw=”なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか (青春新書インテリジェンス) 電子書籍版 石田淳”]