大学の講義は無駄?【診療放射線技師を例に説明します】
突然ですが、現在大学生のみなさん、大学の講義がつまらないと思ったことはないですか?
つまらないけど、真面目に先生の話聞かないと・・・って思ったことはないですか?
安心してください。
大学の講義はほとんど、社会に出て役に立つものはありません。
こんにちは。
診療放射線技師のララです。
今回は、大学の講義が難しくて頭に入ってこない、でも今こんな感じで大丈夫なのか将来が不安・・・といったジレンマにおちいっている方向けに記事を書いていきます。
大学の目的と学生の目的がそもそも違う
ここで現在大学生の方に質問です。
現在所属しているその大学にはどういった目的で入学しましたか?
さらに、大学卒業したら何をしますか?
学生の目的
おそらく大多数の人は、知識を身につけるために大学に入学したのではないでしょうか。
必ずしもそうではないかもしれません。
でも大学に入学したからには知識を身につけたいですよね?
そして、大学卒業したら大多数の人は就職すると思います。
そのため、どうせなら就職して役に立つ知識を身につけたいですよね?
では実際に大学で、就職して役に立つ知識が身につくのかですが・・・。
まずそんな知識身につきません。
言ってしまえば、仕事に役立つ知識は仕事をすることでしか身につきません。
これについては、後ほど深掘りします。
大学の目的
では、大学は何をしたくて大学を経営しているのでしょうか。
それは、研究で成果を出すためです。
大学の先生は、研究のついでに学生に講義を行っています。
ほとんどの大学の先生は、講義に力を入れられません。
大学の講義というのは、学生にとって有益な構成にはどうしてもならないんです。
実際に講義を聞いてみれば自然とわかるはずです。
定期試験試験はどう乗り切ればいいの?
「大学の講義は無駄とか言われても、定期試験があるからちゃんと講義聞かないとダメなんじゃ・・・」
このように思う方もいるかもしれません。
勉強とは情報収集である
では逆に質問ですが、講義をちゃんと聞けば定期試験に受かる自信ありますか?
そんなことありませんよね?
定期試験に受かるためには勉強が必要です。
実は勉強の他にも必要なことがあります。
それは、情報収集をすることです。
もちろん、勉強はやみくもにやってもダメですよね?
勉強の前に、定期試験でどんな問題が出るのか情報収集しなければなりません。
でも「講義を聞くことで、情報収集になるじゃん」
って思われるかもしれません。
その情報は必要な情報なのか
断言しますが、講義を一生懸命聞くことも、やみくもな行動です。
学生のみなさんがやるべきことは、定期試験でどんな問題を出すのか、直接先生に聞きに行くことです。
先生にもよると思いますが、たいてい教えてくれます。
どんな問題出すかは教えてくれなくても、何を勉強すればいいかは教えてくれます。
定期試験で必要な情報は、講義から得るという考えは、ほとんどの学生がやってしまう行動です。
この考えのまま社会に出てしまうと、膨大な情報との向き合い方で必ず苦労します。
必要な情報のみを自分で取りに行くという行動ができれば、社会に出ても案外楽です。
逆に、勉強だと思ってなんでもかんでも情報を集めてしまうと、社会人になって疲れます。
診療放射線技師に関しても、それはあてはまります。
定期試験を乗り越えるなら、定期試験に必要な情報のみを取りにいき、他の情報は捨てていいです。
大学生活で本当にやるべきこと
上記でも書きましたが、仕事に役立つ知識は仕事をすることでしか身につきません。
大学で、仕事に役立つ知識を身につけるなら、多少なりとも仕事に近い環境を学生に提供しなければなりません。
でも大学では、ほとんど座学ですよね。
はっきり言って、座学で得られるスキルなんてこの世に存在しません。
僕は診療放射線技師なので、ここで診療放射線技師を例に深掘りしたいと思います。
必要なのは「機械の操作」
診療放射線技師の大学も、やっぱり座学ばかりです。
病院で働く診療放射線技師は、CT検査とかレントゲン検査を担当します。
CTやレントゲンの機械を扱うことができなければ、仕事になりません。
僕は診療放射線技師として、「機械の操作」にコミットしています。
仕事がシンプルになり、必要な情報も明確化できました。
これに関する詳しい解説も書いてますので、ぜひ。
それなのにですよ。
診療放射線技師の大学では、そういった機械の操作法とかほとんど教えてくれません。
物理学とか生物学とか、そういった講義を座学で教えられるだけです。
結果、新卒で就職してから、扱ったことのない機械の操作をゼロから覚えるといった状況になります。
環境に身を置くという行動を
そういった状況を防ぐ方法は何か。
診療放射線技師の場合、学生時代の間に病院で働くことをおすすめします。
診療放射線技師は、資格がなければ基本的には病院で働くことはできません。
でもそれは思い込みで、X線のスイッチを押さなければ学生でも病院で働くことは可能です。
実際に、診療放射線技師を目指す学生をバイトで雇う病院も存在します。
病院も基本的に人手不足です。
それに、資格を持っていない学生時代に、病院でバイトしていた経験のある診療放射線技師の知り合いもいます。
その人はめちゃくちゃ仕事のできる診療放射線技師です。
大学生活で本当にやるべきことは、働きたい業界に身を置くことです。
講義が最優先の学生生活はやめましょう。
大学の講義は正直覚えてないけど、普通に働けてます
現時点で、僕が診療放射線技師になって約7年が経ちました。
僕は割と大きい病院に勤めていますが、ほとんど全ての画像検査を担当しています。
最近は、先輩後輩問わず仕事を教えることが増えました。
人に何かを教えられる人って、たくさん色々勉強してきた人っていうイメージありませんか?
実はそんなことありません。
僕は診療放射線技師なので、検査の機械をたくさん触ってきました。
機械の勉強とかしていません。
原理とか仕組みとか特徴とかですかね。
そういう講義も大学で受けたかもしれません。
でも経験上、「原理」とか「仕組み」とかの知識は必須ではありません。
診療放射線技師の場合、とにかく機械を実際に動かして覚えるだけでいいです。
みなさんはスマホとか普通に使ってると思います。
スマホは使う前にスマホの原理から勉強しなさい・・・なんて言われたら嫌になりますよね?
僕は、機械の操作を第一に考えてきたので、大学で受けた講義の内容なんてほとんど忘れました。
仕事中、講義で学んだ知識を使う場面もなかったんだと思います。
実際に今、普通に働けてます。
それに、難しい原理とか覚えなくていいんだと考えるようになってから、本当に仕事が楽で快適です。
結局、自分のやるべきことだけを考えるのが仕事の極意なのかもしれませんね。
まとめ
まとめると、今回は以下の内容で記事を書きました。
- 大学の目的と学生の目的がそもそも違うので大学の講義には期待しない
- 定期試験を乗り切るには、何を勉強すべきか直接先生に聞きにいく
- 大学生活で本当にやるべきことは、働きたい業界に身を置くこと
- 大学の講義は正直覚えてないけど、普通に働けてます
要は、大学の講義についていけなくても心配ないよってことを伝えたかった記事です。
それに加えて、学生生活をどう送るかについて考えるための参考になれば幸いです。
ここまで、読んでいただいてありがとうございました。