診療放射線技師は仕事で被ばくするの?【妊娠中はどうするの?】
こんにちは。
診療放射線技師のララです。
「診療放射線技師は仕事で放射線を浴びるのかどうかが気になる…」
「妊娠しても診療放射線技師として働けるのかな…」
今回はこういった疑問にお答えします。
診療放射線技師は被ばくします
結論から言うと、診療放射線技師は被ばくします。
被ばくとは、浴びることです。
診療放射線技師が被ばくするって言ったら、放射線を浴びることを意味します。
でも安心してください。
健康上、害が出ることはありません。
この辺をネットで調べようとすると、なんか難しい話ばっかり出てきますよね?
そんな専門的なことまで理解する必要はありません。
でも本当に健康上、害が出ることはないのか、まだ信用できませんよね?
もちろん、毎日のように放射線をそのまま浴びてたら、健康上よくありません。
基本的に、診療放射線技師は検査するときには放射線が当たらないくらい、患者さんから遠く離れます。
だから、診療放射線技師は基本的に放射線を浴びません。
「あれ?でも診療放射線技師は被ばくするんじゃないの?」って思いましたか?
診療放射線技師は、基本的に被ばくしませんが、被ばくしなきゃいけない場面があります。
例えば、腕が動かしにくい患者さんの腕のレントゲン写真を撮るときとかです。
腕が動かせないので、診療放射線技師が患者さんの腕を支えながらでないとちゃんとした写真が撮れません。
このように、患者さんの体を支えながら検査をしなければならないときは、被ばくしてしまいます。
でもそのときは、診療放射線技師はプロテクターを着ます。
プロテクターとは、放射線を体に浴びるのを防ぐために着る着物です。
マジックテープ式なので、すぐ着られます。
そのプロテクターも完璧じゃないので、被ばくを完全に防ぐことはできません。
結局、診療放射線技師は被ばくしてしまうということですね。
一応結論としては、診療放射線技師は被ばくはするけど、健康に影響をおよぼすことはないということです。
妊娠しても働けるの?
妊娠しても働ける職業なのか気になる方もいるかと思います。
結論から申し上げますと、診療放射線技師は妊娠しても働けます。
実際に、妊娠してから産休に入るまで普通に働く診療放射線技師もいますし、一緒に働いたこともあります。
お子さんを2人も3人も出産して、産休育休を経てまたバリバリ働く診療放射線技師もいます。
でも、注意しなきゃいけないことがあります。
胎児は放射線に対して弱いため、ダメージを受けやすいです。
そのため、上記のようにプロテクターを着て患者さんの体を支えながら検査をするなんてことはしてはいけません。
もし、それを強制するような職場ならすぐその病院辞めてください。
お金より体が大事です。
とはいえ、実は妊婦の患者さんが胸のレントゲン検査を受けることも普通にあります。
だから、胎児が少しでも放射線を浴びたらやばい…なんてことはありません。
ただ、放射線によるダメージは蓄積されます。
検査以外で放射線を浴びせるのは防ぐべきです。
妊娠中の診療放射線技師の方は、被ばくしない、あまり動き回る必要のないような仕事を担当させてもらえると思います。
実は、今の時代、診療放射線技師業界では女性はかなり貴重だったりします。
妊娠中であることを考慮してくれないような病院はまじで辞めてしまった方がいいです。
病院の経営というものをわかっていないし、これから伸びることもありません。
すいません、少し余談になりました。
ということで、もう一度結論ですが、診療放射線技師は妊娠しても働けるので安心していいです。
まとめ
記事をまとめます。
- 診療放射線技師は仕事で放射線を浴びるけど、健康に影響はない
- 妊娠しても診療放射線技師として働くことは可能
- 妊娠中であることを考慮してくれない病院は辞めていい
以上で記事は終わりです。