診療放射線技師がコロナウイルス感染拡大を経験して思うこと
こんにちは。
診療放射線技師のララです。
新型コロナウイルス感染症拡大がまだまだ続いてますね。
今回は、「診療放射線技師がコロナウイルス感染拡大を経験して思うこと」というテーマで記事を書いていきます。
内容は以下です。
- ・物品の節約
- ・わりと感染する前提
- ・振り回しているのは
物品の節約
テレビとかでも言われています。
病院もマスクが足りません。
コロナが流行する以前の病院の常識はこれです。
「マスクは頻繁に新しいものに取り替えましょう」
要するに、マスクは一日3枚、4枚使うのが当たり前なのが病院でした。
でも最近では一日1枚、もしくは二日で1枚、最悪一週間で1枚の病院もあると聞きます。
また、以前はこういうことも言われました。
「アルコール消毒液が減ってないじゃないですか!アルコール消毒をもっと徹底してください!」
ところが最近では、アルコール消毒液も節約せざるを得ない状況になっています。
あくまで予想ですが、いずれこうなります。
「アルコール消毒液は極力使わず、水とせっけんで手洗いをしてください」
そんなことやってたら、仕事が進みません…
繰り返しますが、以下が以前の常識です。
「マスクは頻繁に取り替えてください」
「アルコール消毒液でこまめに手を消毒してください」
そして以下が、今の常識です。
「マスクが足りませんので、一枚を大事に使ってください」
「アルコール消毒液が足りませんので、極力使用を控えてください」
わりと感染する前提
医療従事者は、コロナが感染しないように一人一人が気をつけています。
でも、気をつけていても、医療従事者への感染はいずれ起きます。
医療従事者への感染が起こったときの対策も、病院ではすでに考えられています。
一人でもコロナの感染が確認されれば、おそらくほぼ職員全員がPCR検査を受けることになります。
そして、陽性だったら働きたくても働けない、陰性だったら働きたくなくても働かないといけない…
すでにここまでシナリオが出来上がっています。
医療従事者は、もうわりと感染する前提で、病院は動いています。
振り回しているのは
もはや何を信じていいのか、わからなくなる日々でした。
医療従事者としての常識が覆されました。
また、PCR検査によって、医療従事者として働けるのか選別される日がくるかもしれない。
病院の中でも、結構ネガティブな雰囲気がただよっています。
なんか、先が見えないというか…
次はどう振り回されるのかな、とか…
考え方は人それぞれです。
ですが、振り回しているのは、明らかに人間です。
と同時に、振り回されているのもまた、人間です。
では、同じ人間になぜ上下関係があるんでしょうか。
最近は、そういう疑問を持つようになりました。
医療従事者は病院で働いています。
でも、病院のために働いているわけではありません。
あくまでも、患者さんのために働いています。
組織で働いている以上、確かにルールは存在します。
でも、医療従事者もあくまで個人です。
医療従事者はそれぞれスキルがあり、技術を持っています。
どの病院に所属していようと、そのスキルを発揮します。
そして、いつの日かコロナが収束したら医療従事者個人の考え方も変わると思ってます。
「もっと自分で考えて行動しよう」
きっとこうなります
病院ありきの医療従事者ではなく、医療従事者ありきの病院という考えにシフトされていくと僕は踏んでいます。
病院の一部ではなく、個人としての医療従事者が活躍する時代がくることを信じています。
最後に
今回の記事は以上です。
個人的にですが、こちらの動画好きですね。踊ってるところとか 笑
個人がフォーカスされるようになった時代を象徴しているのではないでしょうか。
医療従事者も個人。
個人が作る医療業界の未来が明るいことを祈って。