診療放射線技師が向いている人【理系の進路に悩んだら読んでください】

こんにちは。
診療放射線技師のララです。

突然ですが、高校生の方や大学生の方、進路悩んでいますか?
安心してください。
悩んでいる人がほとんどです。
この記事を読めば、きっと診療放射線技師という仕事が進路の候補になると思います。
進路に悩んでいる人はぜひご覧になってください。

この記事では診療放射線技師が向いている人について書いていきます。
「向いている人」っていうのは「ふさわしい人」っていうより、「こう思う人は診療放射線技師になるのがおすすめだよ」って感じです。

結論から言うと、診療放射線技師が向いているのは「国家資格を取得し、その資格を活用して、安定した給料で生活したい」と思う人です。

診療放射線技師は国家資格である

国家資格と聞くと、難しそうだなと思うかもしれません。
しかし、診療放射線技師という国家資格を取得するのは難しくありません。
時間がかかるだけです。
具体的には3~4年ですかね。
なんでそんなに時間がかかるのか、以下で説明します。

診療放射線技師になるためには、国家試験を合格しなければいけません。
その国家試験を受けるには、指定の大学を卒業しなければいけません。

実は大学だけではなく、指定の専門学校を卒業しても国家試験を受けることができます。
どの大学でも専門学校でもいいわけではないので、「指定の」と書きました。

国家試験の難易度も気になりますよね?
合格率は例年8割程度です。
国家試験の問題は難しくないんですけど、個人的に意外と合格率は低いなっていう印象ですね。

国家試験の出題形式は選択式です。
6割正解すれば合格です。
選択式問題なので自己採点もしやすいですね。

国家試験の過去問は書店などで簡単に手に入ります。
過去問5年分くらいを繰り返し解けば、まず間違いなく国家試験には合格できます。
僕も過去問の勉強くらいしかしていませんでしたが、特に苦労することなく国家試験に合格しました。
学生生活を国家試験の過去問の勉強にコミットすればいいだけです。
3~4年も時間があるので、十分過ぎますね。

大学の講義は、国家試験を受けるにあたって、あまり役に立ちません。
あくまでも過去問重視でいいと思います。
大学の講義の情報は、無駄に詰め込まない方がいいです。

診療放射線技師になるために、まず指定の大学や専門学校を卒業することを目標にしてください。

診療放射線技師の給料は安定している

診療放射線技師として働けば、給料は安定します。
理由は、診療放射線技師が国家資格だからです。
国家資格を持っている人の数は限られます。
給料を安定的に支払わなければ、限られた人材はなかなか獲得できません。

診療放射線技師の代表的な働き場は、病院です。
病院は日本全国どこでもあります。
どこに住んでいても就職しやすいっていうのはメリットですよね。

病院では、診療放射線技師は主に画像検査を担当します。
病気を見つけたり、病気の状態を観察するために画像検査は必要とされています。
画像検査とは、レントゲン、CTなどです。
他にもいっぱいあります。

ほとんどの画像検査では、放射線を扱います。
みなさんのイメージの中でも、放射線って危険で特別な物って感じじゃないですか?
放射線という特別な物を扱って検査をするので、診療放射線技師という国家資格があるのです。

実は、医師にも放射線を使って画像検査をする資格があります。
医師がレントゲン検査を行っている病院もあります。

とはいえ、CTとかになると検査時間もかかります。
それにCTは、病気が見やすいように画像を加工することができます。
医師は、画像を加工する技術を学ぶ時間なんてないくらい忙しいんです。
この辺の技術になると、診療放射線技師の出番です。

病気を見つけるためには画像検査が必要。
画像検査をするには診療放射線技師が必要。
そうなれば、診療放射線技師の給料が安定するのは自然なことです。

診療放射線技師はセンスがいらない

診療放射線技師にセンス(才能)は必要ありません。
これは少し残念なお知らせかもしれません。
診療放射線技師には実績が評価されにくいという一面があります。
仮に実績があっても、給料が増えるわけではありません。
診療放射線技師の資格さえあれば、それだけで給料が決まります。

僕は現在病院で働いていますが、週替わりでレントゲン、CT、MRI、血管造影、放射線治療を担当しています。
一方で、レントゲンしか担当しない先輩がいます。
しかし、給料はその先輩の方が高いです。

つまり、診療放射線技師は今のところ年功序列なんです。
僕もその先輩の年齢になったら、同じ給料になってほしいです…

とらえ方によっては少しネガティブな部分かもしれませんね。
でも給料が安定していて、年齢を重ねていけば給料も上がっていくのは経験上事実ですし、実際気が楽です。

診療放射線技師のためのセンスを磨く必要はありません。
こういう性格が向いているとかもないので、どんな人でも目指していいと思います。

まとめ

理系の進路に迷ったら、診療放射線技師を候補に考えてみてください。
今の世の中は、いろんな仕事であふれていて、どこでも人手不足です。
とはいえ、将来の進路を決めろと言われてもなかなか難しいですよね。

情報はいっぺんには検索できません。
何かひとつの職種を決めて、その職種になるには、今からどう行動すればいいのかがわかれば進路選択のコツみたいなのがつかめるかもしれません。

このブログでは、主に診療放射線技師の働き方について紹介していきたいと思っています。
診療放射線技師として就職する前でも後でも有益な情報が得られると思います。

今回は以上です。
読んでいただいてありがとうございました。